我が家は物で溢れていた。家族5人で暮らし子どもが3人居るのだから自然と物が多いのは当たり前。その事に違和感はなかった、ただ妻は毎日のように掃除をして子ども達に片付けなさいと叱っていました。
僕が仕事から帰宅しても確かに床にはたくさんのおもちゃや子ども達が作ってきた物などが床に散乱していて、それを子どもと片付けるのが日課でした、本来ならその時間を使って子ども達と遊んだり妻とキッチンに立てればいいのですが当時はそんな余裕もなく散らかった部屋と片付けができない子どもにピリピリとし余裕が無くなっていたと思います。
夫婦共働きで家に帰っても家が散らかっていてなかなか気持ちが休まらない、子ども達も片付けなさいと怒られ育児と家事などに追われる妻の姿をみて危機感を覚え始めていた頃僕はミニマリズムと言う考え方を知りました。
そして僕はミニマリズムの考えを参考にどんどん物を減らし、その結果我が家には大きな変化が現れ始めました。
- 掃除が週1回になった
- 片付けや掃除の時間が子どもとのコミニケーションの時間に変わった
- 子ども達が自分から片付けるよになった
- 急な来客に慌てることがなくなった
- 妻がピリピリしなくなった,,,気がする
- 時間やお金に余裕ができた
では実際僕がどんな順番でどんなふうに物を減らしていったのか
自分の身の回りの物から減らす
ミニマリズムとは必要最低限の物で暮らす事らしい、、そしてひとくちにミニマリストやミニマリズムと言っても様々な定義のしかたがあるようでそんな中でも
『Less is more』=少ないことはより豊かなこと
これをベースとした考え方のようで、別にミニマリストになりたい訳ではないけど物が多く散らかった家に嫌気がさしていた僕は頭で理解するだけではなく実際に行動に移して移してみることに、、といっても家族とはいえ人の物を勝手に捨て始める訳には行かないのでまずは自分の部屋や身の回りの物から捨て始めてみました。
僕は普段から物欲はあまりない方だと思っていたし必要無いものなどそんなに多くは無いだろと思っていたのだが実際始めてみると自分の物だけで町のゴミ袋5〜7袋程度の物を処分しました。俺こんなに要らないものに囲まれてた?ってびくりしました。
僕が処分した物で多かったのは 服 靴 貰い物 本 などで他にはいつか使うかもと引き出しの中に溜まった小物や契約書類など思い切ってタンスごと処分しました(笑)
僕が捨てる物を選んだ基準は
- 生活に支障が出るか
- ここ1年以内に使用したか
- 所有の理由が貰い物ではないか
- 当時に戻れてもまた買うか
主にこの4つを目安に物を減らしていくと本当に多くの物が必要無いことに気付かされました。
ただ僕が気をつけたのは闇雲に物を減らすだけではなくなぜそれを捨てるのかをしっかり考えながら捨てる事です。衝動買い、流行物、せっかく出かけたからと、ちょっと欲しい物や何となくで物を買う理由は沢山あると思いますがそんな物を買っても満たされるのはその瞬間だけで結局対して使わずにこうして処分する事に改めて気付かされました。
物を減らした僕の部屋は本当にスッキリしたと思います、何をするのにも快適で探し物などがなくなりました自分が必要だと選んだものに囲まれる生活は本当に心地良くもう以前の生活には戻れないと実感しています。『Less is more』とはこういう事かと身をもって知る事ができました、知識として知るだけではなく実行したことで理解できた事だと思いました。
子ども達に起きた変化
それはもう僕が大規模な断捨離をしているもんだから子ども達はなに事かと興味津々です
「なんで捨てちゃうの?」「もう使わないの?」「俺も手伝う〜」「私もやる〜」
普段お片付けが苦手な子ども達が興味をもってくれたので僕は捨てる理由を丁寧に説明しながら子ども達に手伝って貰う事にしました。
子どもとは基本なんでも親の真似をしようとするもので
「これ終わったら俺もやろうかな‼︎」「パパ私のも手伝って‼︎」
こうして子ども達の持ち物も一緒に減らし始めることとなったのですが、子ども達は本当に数多くの物を持っています
・おもちゃ・お絵かきした絵・折り紙・小学校や保育園での制作物・シールなどなど
細かい物から数え始めれば100以上の物を持っていたと思います、そんなに多くの物を子どもが管理や把握出来るわけありません、大人の僕でも無理でしょう
そんな状況から子ども達は物を大切にできなくなっていたんだと思います、だって壊れても失くしても代わりになるような似たような物がたくさんあるのです、そればかりか祖父母と買い物などに行けばおもちゃ付きのお菓子などたくさん買ってもらえるのだから、、、子ども達と物を捨てながら
子ども達が片付けができないのは物を大切にできてないから
なのだと気づきました。
子どもと捨てる理由をしっかり考えながら物を減らした現在は子ども達も自分の持ち物のほとんどを把握できてると思います。おもちゃの数や持ち物が極端に減ったことで一つ一つの物を失くさないように壊さないように大切に扱うばかりか、一緒に出かける度に細々した物を欲しがる事もかなり減りました。
家の中で起きた変化
自分の物、子供の物と多くの物を減らした後はリビングやキッチン、妻の物などもバッサバッサと処分していきました、そうすると家の中に大きな余白が生まれ、ランドセルやリュック習い事の道具など床の隅に置いてあった本当に必要な物をしまうスペースができ何も置いてない床面積も多くなったことで子供の遊び方も家の中で体を大きく使って遊ぶようになりました。
そして何より家の中にたくさんの物が転がり子ども達に片付けなさいと怒ることも極端に少なくなりました、物を大事にできるようになったと同時に何も置いていない机や床に自分のものだけで出ている状況に子どもながら違和感を感じているのかも知れません。
もう一つ起こった大きな変化が何もない床面積が増えたために今まででは考えられなかったお掃除ロボットを我が家に導入しました。こいつがまた可愛くて家族一同愛着が湧いてシロちゃんと名前までつけています(笑)5人で生活をしているとどうしてもすぐ埃が溜まったり子どもの食べこぼしがあったりしますが全てシロちゃんが解決です。
日中皆が留守の間にタイマーで自動的に家の中を掃除してくれているので夕方帰宅すると家の中はいつもピカピカで平日に妻が掃除をすることもなくなり休日にしっかり掃除をするだけで来客があっても綺麗だね、と褒められるようになりました。
まとめ
今回僕は片付けるというよりはなるべく物の数を減らすようにしました、片付けと聞くと見えないように仕舞い込んだり綺麗に整頓するイメージですが僕は一個一個の物と向き合い真剣に取捨選択を行いましたそうすることで自分のものに対する価値観を改めて見直せたと思います、この経験のおかげで今後衝動買いや余計な物を買ってしまうことは大いに減ると思います、自分にとって要らないものを判断できるという事は自分位必要な物が明確にわかっているという事なので物を増やす時にも冷静に判断できると思います。
ただ子どもは本当に多感で様々なものに興味を持ちます、幼い頃にふと手にしたものがその人の人生の軸となったり将来の夢や職につながるかも知れません、親としては様々な経験や体験をさせてあげたいのはもちろんですが、子どもが興味を持ったものにはなるべく触れさせてあげたいと思うのが親心だと思いますし、実際僕自身もそう考えています、なのでもしお子さんが何かに興味を持った際は物を増やすことにあまり躊躇しなくて良いと思います。我が家では子どもに持たせるおもちゃに個数を決めていますその数は年齢などによりますが自分が把握できない数は持たない。一つ増やす時は一つ減らすこうしたルールなどを皆さんもお子さんと一緒に話し合ってみてください。
家族5人で大きな断捨離をしてゴミ袋に計15袋以上のものを捨てたと思います。その大量のゴミ袋を見た時に極端ではありますがこう思いました。
これを買わなかったらいくら手元に残っていたのだろう?これらを買うお金が必要なかったら何日働かずに家族や自分のために時間を使えただろう?
物を買う=お金が必要=働く=時間を削る 物を買う=自分の時間を払う
多くの人が仕事や子育てに追われ時間がなく疲弊していると思います、そんな状況の中で親も子どもも上手に取捨選択ができるようになれば今まで以上に時間やお金を有意義に使うことができるかも知れません、実際我が家はそうなりました、ものが多かった時の我が家や大量ゴミ袋の写真など見せれれば良かったのですが、家がもので溢れている時はBlogを書く余裕や時間、考えすらもなかったもので写真が無いのが残念なんですが、、今は生活に余裕が生まれ新しいことを始める時間を作ることができたので本当に良かったと思っています。
子どもはいつだって親を見て良いことも悪いことも全部お手本にします、なので子どもと一緒に親も成長して変わっていく必要があると教えられました。
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。